車のハンドルを握る高齢者ドライバー

街行く自動車を眺めていると、車を運転する高齢者を多く見かけますよね。

それもそのはずで、警察庁の平成26年(2014年)度版の運転免許統計を見ると、平成26年度末の65歳以上の高齢者の運転免許保有者数は約1600万人にも上ります。

全年代を合わせた免許保有者数の総数が約8000万人なので、高齢者は全体の約20%を占める計算です。

運転免許統計(警視庁)

ただし運転免許を持っている人の全員が日常的に運転している訳ではありませんし、高齢者となると実際に運転している人は少なくなると思います。

でも最近のニュースでは、高齢者の交通事故をよく目にしますよね。

高齢者だからという先入観もありますが、交通事故の多さが目立っている印象を受けます。

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高齢運転者標識(高齢者を示すマーク)

高齢運転者標識のサンプル

警察は高齢者ドライバーによる交通事故を減らすために、70歳以上の高齢者が運転する場合には、高齢運転者マークを車のボディに貼るように呼びかけています。

なにそれ?と思われた人のために説明すると、高齢運転者マークは正式には「高齢運転者標識」といいます。

現在のところ二種類あって、オレンジ、黄緑、緑、黄色の四色のクローバーみたいな形をしたものと、水滴の形で縦半分が黄色、残りがオレンジ色をした、通称「もみじマーク」があります。

水滴の形をした、もみじマークが初代の高齢運転者標識なのですが、どういうわけか評判がよろしくなかったので、クローバーにバトンタッチしたというわけです。

初心者マーク(初心運転者標識)を通称「若葉マーク」と言いますが、これに対して「枯葉マーク」なんて失礼な呼び方をする人もいて、それで付けるのに抵抗があったと言う人もいたようです。

しかし70歳以上の運転者の全員が、このマークを掲げているとは限りません。

付けていていれば、初心者マークを付けた車と同様に用心できますが、あくまで努力義務ですので付けなくても法律による罰則はありません。

長年運転してきた高齢者の中には、年をとっても運転技術に自信を持っている人も居ますから、努力義務での高普及は難しいのかもしれません。

高齢者の交通事故率(歩行中なども含む)

多い、多いと巷で言われている高齢者の交通事故ですが、実際に数字で見てみるとどうなのでしょうか?

総務省統計局の政府統計の総合窓口「e-Stat」と言うウェブサイトがあります。

そこにあった「平成26年中の交通事故の発生状況」によると、平成26年(2014年)の交通事故での死亡者数は約4,000人で、そのうち約50%が65歳以上の高齢者です。

※死者数は事故後24時間以内に亡くなった人の数です。

この交通事故死亡者数は14年連続で減少傾向にあるのですが、65歳以上の高齢者が死亡者数に占める割増は年々増加しており、2014年は過去最大数値を記録しています。

また、交通事故による重傷者は約40,000人だったのですが、そのうち65歳以上の高齢者が約14,000人です。

この数字も全体の約35%で、他の年代を差し置いてダントツのトップです。

高齢者が交通事故に遭うのは歩行中が一番多いそうですが、その次に多いのが自動車の運転中とのこと。

同じ資料を見てみると、原付以上の車両を運転していた人が第1当事者の2014年の交通事故件数は54万件で、このうち65歳以上の高齢者が占める割合は約20%と一番高いです。

このように、高齢者の交通事故が多いというのは、統計を見ても明らかなようですね。

高齢者ドライバーの交通事故内容

では、高齢運転者はどのような自動車事故を起こすことが多いのでしょうか。

高速道路の逆走

最近、高齢運転者に多いのが高速道路の逆走です。

東日本、中日本、西日本、首都、阪神、本州四国連絡高速道路株式会社の出したプレスリリースを見つけました。

高速道路における逆走の発生状況と今後の対策(その2)

これによれば、平成23年(2011年)から平成25年(2013年)の逆走事案は541件でした。

このうち約70%が65歳以上の高齢運転者によるものだったそうです。

アクセルの踏み間違い

それとよく耳にするのが、アクセルとブレーキの踏み間違いです。

公益財団法人 交通事故総合分析センター(ITARDA)の資料によると、平成16年(2004年)から平成25年(2013年)までの10年間で、四輪運転者(特殊車、ミニカーは除く)によるブレーキとアクセルの踏み間違い事故は約68,000件ありました。

そのうち65歳以上よるものが約5%です。

この数値も他の年代と比べると高くなっています。

交通事故分析レポート|運転操作の誤りを防ぐ(PDFファイル)

注意不足による事故

他にも、高齢者に多いのが漫然運転や安全不確認による交通事故です。

漫然運転とは、前方不注意とか居眠りとか運転疲れや体調不良などから、集中力を欠いた状態で運転することです。

「ボーっとしていて気が付いたら前方に人がいた」とか、「考え事をしていて赤信号に気がつかなかった」などがこれに含まれます。

安全不確認は、安全確認を十分にしなかったり怠ったりしたがために、前後左右にいる車両や人を見落とすなどし、事故に至ってしまったということです。

 


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