LEXUS(レクサス)lx570 ヘッドライトコーティングのイメージ

現在発売されている新型車の多くは、ヘッドライトにポリカーボネートと呼ばれるプラスチックが使われています。

ポリカーボネートは「衝撃に強くて軽い」とても優れた素材なのですが、ガラスに比べて擦り傷に弱く劣化で黄ばみやすいという弱点もあります。

そのため新車の場合は、表面にハードコート(コーティング)が施されており、傷や黄ばみからヘッドライトを保護する役割を担っています。

しかしそのハードコートも経年劣化で剥がれ落ち曇りが発生しますので、定期的なメンテナンスが必要になります。













コーティングが剥がれたら再施工が必要

傷や劣化などが原因で黄ばみが出たヘッドライトは、表面を磨いてダメージを食らって曇りが出たハードコートを取り除かなくてはなりません。

そして磨いたヘッドライトを新たなキズや黄ばみから保護する為には、もう一度コーティングの施工が必要です。

ちなみに新車のハードコートの技術は、日進月歩で成長しておりますので、新車時にハードコートの上から更なるコーティングは必要ありません。

新車のヘッドライトに対するキズ防止フィルムの施工については、ハードコートをキズから保護する目的もあるのでオーナーの判断でご利用ください。

ヘッドライトの黄ばみの原因や除去方法については、前回の記事で解説していますので、詳しくはそちらをご覧ください。

ヘッドライト黄ばみの原因と除去|噂の裏技は危険だよ

ヘッドライトコーティングの種類と耐久性について

現在のヘッドライトコーティング(ハードコート)の主流はガラス系コーティング剤となっています。

他にも、シリコン系やフッ素系コーティング剤もありますが、持続的な効果はあまり期待できません。

ガラス系コーティング剤はその名の通りガラス被膜を形成させるもので、硬度(硬さ)と耐久性が期待できるコーティングです。

ただし、ひと言にガラスコーティングと言っても、成分や配合はメーカー(ブランド)によって異なります。

そのためコーティング剤選びは、料金や耐久性の違いはもちろんですが、施工の難易度もDIYでは重要なポイントになります。

ワコーズ HC-K ハードコート復元キット

WAKO'S(ワコーズ)HC-K ハードコート復元キット ヘッドライト用下地処理&コート剤 V340のイメージ

ワコーズ(WAKO’S)のヘッドライト用下地処理&コート剤のセット商品です。

ワコーズは高品質なケミカルを多く扱っていますが、プロやマニア向けのいわゆる業務用商品が多いため一般には知らない人も多いかもしれませんね。

このハードコート復元キットは、メジャーなメーカーが発売するコーティング剤の中では、かなり期待値が高い商品です。

価格は少しお高めの市価6,000円~7,000円となっていますが、5台以上施工可能(ヘッドライトの大きさによる)。

耐久性は施工レベルによって左右されますが、上手に施工できれば6ヶ月~12ヶ月程度は効果が期待できます。

ただしどんな商品にも言えることですが、下処理やコート剤の塗布が悪ければ、効果があまり持続しない可能性もあります。

施工方法はそれほど難しくありませんが、初期乾燥に12時間(水に濡らしてはいけない)必要なので、その間は車に乗らない方が良いでしょう。

また完全硬化まで1週間必要で、その間は洗車をしてはいけません。

それとコート剤の施工前に脱脂しなければなりませんが、黄ばみ取りの記事で紹介したエタノールで脱脂可能です。

3M ヘッドライトコーティング 38060

3M(スリーエム)ヘッドライトコーティング 38060のイメージ

この3M(スリーエム)のヘッドライトコーティング剤は、完全に業務用になります。

そのため施工用のスポンジが30個も入っており、20台くらい施工可能だと思われます。

黄ばみ(曇り)落としはセットされていませんので、別に何か準備する必要があります。

コーティング剤の施工難易度はワコーズと同等レベルとなります。

想定される耐久性は施工レベルにより異なりますが半年から1年程度です。

価格は7,000円~8,000円となっており、少しお高めですし量も多いので個人で使用するには、不向きな商品ですね。

SOFT99 LIGHT ONE ヘッドライトリフレッシュ

SOFT99(ソフト99)LIGHTONE(ライトワン)ヘッドライトリフレッシュのイメージ

SOFT99(ソフト99)のLIGHT ONE(ライトワン)ヘッドライトリフレッシュです。

黄ばみ取りのベースクリーナとコーティング剤(ハードトップコート)がセットになった商品です。

先ほど紹介した3Mヘッドライトコーティングと同じスポンジが付属しているので、3M商品のOEMではないかとの噂もあります。

耐久性は6ヶ月程度ですが、ネットでの販売価格が1,000円を切っていますし、ホームセンターなどでも取り扱いがある商品なので、コスパと手に取りやすさは非常に優れています。

施工はそれほど難しくありませんし、コーティング剤は2台以上施工可能です。

とりあえず何かでヘッドライトの黄ばみ取りをしてみたいという人には、とてもオススメできるコーティングセットです。

リンレイ ヘッドライト&樹脂パーツ 透明復元コート

RINREI(リンレイ)ヘッドライトクリーナー ヘッドライト&樹脂パーツ透明復元コートのイメージ

掃除用品や自動車用ケミカルなど幅広く取り扱っているリンレイのヘッドライトコーティング剤です。

黄ばみ除去のクリーナーは付属していないので、施工前に何かで黄ばみ(曇り)取りをしなければなりません。

耐久性は半年程度と記載されていますが、硬化時間から推測すると他の商品に比べると少し劣る可能性はあります。

ただし容量が多く乾燥時間が短いので、気軽にガラス系コーティングをしたい人には良い商品と言えるでしょう。

ネットでの販売価格は1,000円程度ですしホームセンターなのでも売られている商品です。

ヘッドライトをウレタンクリア塗装する

ヘッドライトウレタンクリア塗装は、様々ある黄ばみ取りからコーティングまでの作業方法の中で、おそらく最高難易度です。

スプレー缶での塗装経験が無い人や、DIYが得意でない人は絶対にオススメしません。

施工方法は、耐水ペーパーやコンパウンドで、黄ばみと劣化したハードコートを完全除去して脱脂した後、2液ウレタンスプレーを塗布します。

場合によっては、2液ウレタンスプレーの前にミッチャクロンという、塗料の密着性をよくする下地剤(プライマー)をスプレーすることもあります。

言葉で書けば難しくなさそうですが、2液ウレタンスプレーは垂れやすくムラになりやすいです。

また「ゆず肌」と呼ばれる凹凸のある仕上がりや「ひび割れ」が出やすいので、スプレー缶での塗装経験が無い人が完璧に仕上げるのは本当に困難です。

もしも失敗した場合は、再び耐水ペーパーでウレタン塗装を削り取るしかありません。

ラッカーでのクリア塗装は絶対にダメ

2液ウレタンクリアーよりも気軽に使えるラッカースプレーですが、ポリカーボネートを溶かしてしまう効果があるのでヘッドライトには使えません。

もしもヘッドライトにラッカーをスプレーしてしまうと、透明になるどころか真っ白になる可能性があります。

ヘッドライトにラッカースプレーは絶対に使わないようにしましょう。

ヘッドライトスチーマー

ヘッドライトスチーマーは、最近ヘッドライトのレンズに新車の輝きが蘇ると噂のDIYです。

また耐久性も格段にアップしますので、ガラスコーティングをする前に施工してみてはいかがでしょうか?

詳しくはヘッドライトスチーマーを自作する記事に書いていますので、そちらをご覧ください。

ヘッドライトスチーマーの自作方法【原理と溶剤成分】












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